イァハーツ2021年5月号に掲載、ヨネダコウさんの【囀る鳥は羽ばたかない】44話のネタバレ感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の44話からが8巻収録ということで・・・4年後の彼らがどう動き始めるのか気になる展開になってます。

読みながらかなり興奮してしまいましたヨ
百目鬼が・・・なんだかちょっと寂しくなるくらいキツめな印象なのですが、この塩対応があるからこそ後々のあまあま場面がより生かされるのかなと期待してます。
今回の44話はというと・・・
- 興奮する髪グイ
- 4年経った二人は変わったのか、変わらないのか
- 二人の関係に神谷は気づいた?
- 矢代からみた綱川という男
- 忘れられない感覚4年
というポイントでネタバレ感想を書いていこうと思っています。
【囀る鳥は羽ばたかない7巻】コミックス・最新刊情報
最新巻は7巻
7巻の表紙・・・百目鬼のかっこよさがたまらないですよね。
【囀る鳥は羽ばたかない8巻-44話】掲載雑誌情報
感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。
ネタバレ感想【囀る鳥は羽ばたかない8巻44話】あらすじ・みどころ
興奮する髪グイ
百目鬼はいつの間にツンキャラのなったのでしょうか。かっこよかったですね。

特に扉絵!!!最高。
それにしても・・・今回は衝撃の髪グイが来ましたね・・・うぉ~と変な声が出そうになりました。
主従関係変わってないですか?どうした百目鬼・・・君の好きな髪の毛なのにあんな乱暴に触れるなんて。
まぁ・・・あの井波という文字を見てカッとなったのかな?と思いますが。本来は独占欲強いですからね・・・
百目鬼から『変わらないなら俺ともできますか』と言われた矢代がどう返事をするのだろうか?と思っていましたが、考えていたセリフとは全くちがうセリフが来ました(-_-;)
『できますかって何だよ どこ目線だよ』
『昔、部下とはしないと言いましたよね?』
『俺にとっての唯一の秩序だった』
『お前が壊した 壊しておいてそこに乗っかるのか?』
と百目鬼を責めています。なんとなく矢代だったらもう少しうまくかわせそうなのですが、百目鬼に対してはそうもいきませんね。最初に誘ったのは(煽ったのは)矢代なのですけど。
話に乗っかられてイヤなのに、ついつい煽っちゃうのでしょうかね。
そしてここで気になったセリフがもうひとつ。

『壊した』ってセリフがすっごくひっかかる~
もしかしたらこれは・・・飛行機でかき消されたあのセリフなのでは?と思ってしまいましたよ。壊す、壊さないはよく出てきていたので・・・
気になりますよね。あのセリフの答え合わせはいつ出てくるのでしょう。
もしかしたら・・・倒れた百目鬼はそのセリフを聞いてた説あったりしないかな。聞いてたら回想で登場しそう。
どんな状況であのセリフ出てくるのかな?と考えたら・・・誰かの回想で出てくる他ないですよね。気になる・・・。
今回の『壊す』に関しては、基本的に誰かのせいにはしない矢代が・・・ここでは百目鬼を責めている感じがして少し不思議に思ったのですよね。
と脱線。矢代は百目鬼に『変わったなお前』と迫り、できるものならやってみろと言う感じで挑発します。

この時に出たんですよ・・・髪グイが!!!!
そんな矢代に百目鬼は・・・『あなたは少し痩せたくらいで変わりませんね』と腰に手を回すという!!!
このとっさに腰に腕を回すのが。。。4年という年月を物語っているのでしょうか。
なんか色々と百目鬼が変わっていて思考が追い付いていないというのに!!!さらに矢代に口を近づけるというドキドキシーンが。
このあたりは百目鬼がほぼほぼ主導権を握っていた感じでびっくり。強くなったなぁ・・・と思うばかり。
天邪鬼な矢代の性格を良く知ってるから、矢代に対してかなり効果的なセリフを吐いてましたね。
4年経って二人がかわったか、かわらなかったかという事に関しては・・・主従関係が解消されたこともあり、表面上は対等になってるのかな?と思います。心情的にはまだわかりません。
百目鬼も矢代も仮面かぶった状態で演技をしているのかな?と思うので・・・その仮面が早く外れればいいのにと。
その時に本当の意味で変わったか変わらなかったかがわかるのかなと思っています。
今回はちゅーしそうでそこまではいきませんでしたね。
いいところで神谷が、、、
4年経った二人は変わったのか、変わらないのか
彼が浴室前に立っているのを見て声をかけてきた組員がいて、それで二人は神谷がそこにいたことを知ることに。
まぁこのまま二人が浴室でやるなんても思わなかったですけど、もう少し二人のやり取りは見たかったです☆
この場面はもう一つ気になったことがありました。
神谷に気付いた百目鬼が、バスタオルを矢代の頭に置くのですが・・・このときの矢代の表情がすごく気になる!
どんな感情!?!?と。
部下だった時は体を拭いていた百目鬼が今回は頭にかけただけだったから。。。そっけなさにびっくりした表情だったのでしょうか?
それとも、逆にバスタオルをかけてくれて変わらぬ気遣いに気付いたからの表情だったのか。
どちらなんでしょうね。
変わったと思われる百目鬼と、変わらない矢代・・・これ、実は逆なのかもしれません。
とこれだけ頻繁に変わった、変わらないが出て来ると怪しいなぁ~って思ってしまいます。
ここで感じたのは、見た目は百目鬼の方が変わったと思われがちなのですが。。。変わったと見せかけて変わらないまま一途に想いを寄せ、100%矢代でできている百目鬼と・・・変わっていないように見えて、実は色々と変わってしまっている矢代の構図なのではないかと思ってます。
今後はそういうのが出てきたいいのに。
まだまだどんな方向へ進むかはわかりませんが、願望込めて百目鬼の独占欲はそのままであって欲しい。
神谷は二人の関係に気づいた?
その後は矢代と神谷の会話があります。百目鬼は神谷に任せて出ていってしまったので。

今回は神谷がすごくかわいく思えますヨ
それにしても・・この時の神谷は、自分がいたことに気付きながらも普通にしている二人に驚いていました。
矢代に率直に『アンタ、ゲイなんすか?』と聞いちゃうのもさすが神谷!
ここの会話は、矢代と神谷の性に関する感覚が真反対なので注目して読んでみて。
「何があったか知らねーけど アンタ元上司だろ あんな態度とられてよく平気だな」
「恨んでんだろ俺のこと 嫌がらせだ嫌がらせ」

矢代は百目鬼に恨まれてると思っているのかしら?
でも『恨まれる』事をしたという自覚があるということですよね。
縋る百目鬼を捨てたことを、もしかしたら矢代自身すごく気にしていたのかもしれない。
だからこそ、あの夢だったのかも。(40話参照)
人の内側を見るのは得意な矢代ではあるものの・・・百目鬼に関しては見たまんまで判断している気がするのですよねぇ・・・
本当に変わったと思っているので、百目鬼に対しては何かしらのフィルターがかかってしまうのかもしれませんね。
綱川は人というのは『どうせ変わらない』と言っているので、この言葉につながる何かが今後は出てくるのかなと思ってます。
神谷は今回の件で二人の関係に気づいたっぽいですが、今後は核心ついた発言で二人に何かしらの気づきを与える人物になるのかしら?と想像してます。
矢代からみた綱川という男
矢代なのですが・・・神谷をかなり買ってるんですね。
そしてそんな神谷を百目鬼のお目付け役に抜擢した綱川に対しても見る目がある、と考えています。
百目鬼を買ってるくせに疑ってもいる ヤクザらしく豪胆だが用心深い
これは綱川も言っていました。気に入ったものほど用心すると。
矢代が感じた綱川は、やる時は躊躇も容赦もなさそうという感じに見えたようですね。確かに。
綱川ってニキちゃんの誘拐事件の時に組一つつぶしてますもんね。怒ったら怖そうです(;^_^A
今後、矢代VS綱川の構図は読めるのでしょうか?それとも矢代&綱川という共闘が読めるのかしら?どっちなのでしょうね。
この4年後は『綱川』の存在はかなり大きく関わってきそうな予感がします。
忘れられない感覚と4年
七原がお風呂へ行き、一人になった矢代は百目鬼の事を考えます。
百目鬼が自分を見つめる目、腰にまわされた手、グイっと引っ張られた髪、そして近づく唇。
矢代の思い出す場面では口が重なっているのがちょっと驚きました。

実際はキスしてないですよね!?え?してた?って焦りました
自分の指を口に当て、キスしている感覚を妄想している?まさか矢代が!?という驚きの場面でした。
そして左手は口へ、右手は下に。
自分のものに触れ、気分が高まっていく矢代ですが・・・次の表情もまた意味深!
さらには『よねん』というつぶやきも気になります。
もしかしたら・・・矢代は本当にほかの人とはできなくなったorインポ説が濃厚になってきたかもしれません。
この場面を読んで、矢代の中にはしっかりと百目鬼がいるのだなぁ・・・とほっとしたと同時に切なくなりました。矢代の考えがあって百目鬼を突き放したとして・・・
きっと矢代自身も苦しんだのではないかな。矢代ってすごく一途な男なのですよ。
もし、矢代が百目鬼が言った『この身体をもう誰にも触らせたくない』『俺しかいらなくなるように 俺しか欲しくなくなるように』(5巻)というのに実際なっていたら・・・そうだったら。。。
振り返ってこの5巻の場面を読んでみると、このセリフのあとに絡むことを拒否しているんですよね矢代は。
5巻でもセッ〇スするか?と言ったのは矢代の方。でも百目鬼のセリフの後にお前は嫌だと拒否。。。言葉の通りになる予感があったからかもしれませんね・・・。
他の人と百目鬼とは決定的に何かが違うという事を矢代自身は気づいているのですよね・・・本当は。
今回の矢代の表情は百目鬼の大きさを実感したからこその表情だったらいいのに。
大好きなあの目に見つめられて、どんどん矢代の中の感情が変化していっているのだろうなと感じずにはいられなかったです。
感想・まとめ
え?26Pだった?というくらい濃厚な回だったように思います。
なんか珍しくBLしてませんでした?百目鬼と矢代。ヤクザヤクザした感じは休憩で、ラブ要素があってすごく面白かったです。
二人の駆け引き・・・続きそうですね。
ドキドキしてしまいます。
演技・演技の二人ですが、いつ本音が出るのかすごく楽しみ。
百目鬼が本心をさらけ出したら止まらない!って感じになりそう。もともと嘘が苦手でまっすぐな男なので、そういうのが前面に出るといいなぁ・・・。
矢代は百目鬼と再会して明らかに動揺というか・・・色々と引き戻されそうになってますね((ノェ`*)っ))タシタシ
矢代が素直になって自分から動く・・・なんてのは全く想像できないですが、それでもいつかは自分から動く矢代も見てみたかったりします。
さすがに無理かな(-_-;)
次からはまたヤクザ関連の話がガッツリきそうですが、今回の髪グイとちゅー寸前カットでしばらくは妄想に浸れそう~。
それにしても・・・
どんなラストが二人にとっての幸せなのだろうか?と改めて考えてしまいますよね。
矢代・百目鬼がくっつくのはもちろんそうですが、七原ともずっと一緒に居て欲しい~。そう思うと何が一番希望通りの展開なのだろうか?と色々と考えてしまいます。
そうなると・・・ヤクザから抜けるのは無理なのかな(´;ω;`)
ラスボス三角さんはまだベンチに座ってる状態でウォーミングアップもしてませんし・・・はぁ~ドキドキ。
どこで三角さんが本気だしてくるかわからないですね。その前に綱川と・・・城戸関連が終わらないことには。
ということで44話のネタバレ感想でした。